合奏曲紹介
ヴィヴァルディ/トランペット協奏曲
Antonio VIVALDI/CONCERTO for 2 Trumpets in C major Op.46/1
原曲は、「2本のトランペットのための協奏曲ハ長調Op.46/1」で、2本のトランペットを主としてMn1, Mn2が演奏する形に編曲。2章のアレグロの間に経過的な短いラルゴを置いた形式の作品。
モーツァルト/ホルン協奏曲第1番 第1楽章
Wolfgang A. MOZART/Horn Concerto No.1 in D major K.-V.412, 1st movement
原曲は、「ホルン協奏曲ニ長調K.-V.412」。ホルン独奏部分をマンドラが奏する形に編曲。曲は、アレグロの2楽章から成るが、今回は第1楽章のみ演奏する。
大栗裕/バーレスク
Hiroshi OHGURI/Burlesque
1980年に作曲されたマンドリンオリジナル曲。BURLESQUEとは、快活で風刺的な楽曲のこと。途中のゆっくりした部分を挟んで、2連3連のリズムが目まぐるしく入れ替わる快速なアレグロ・コン・ブリオで書かれている。
中国琵琶古曲/春江花月夜
中国江南水郷の春の情景を描いた古曲の名作。元は琵琶古曲だが、現在では民族楽器合奏に編曲されたものがよく演奏される。今回は、マンドリン合奏をバックに、琵琶と古筝の二重奏の形で演奏する。
曲は、全7段から構成され、夕暮れの中に響く太鼓と鐘の音に始まり、月が昇り、花影が水面に重なり、雲煙が立ちこめ、漁師の歌声が聞こえ、漁船が近づき、そして、遠ざかって行く・・・。
ブラームス/アンダンテ
Johannes BRAHMS/ANDANTE from Sextet Op.18, 2nd movement
「弦楽六重奏曲Op.18」から、変奏曲形式の第2楽章Andante, ma Moderatoをマンドリン合奏用に編曲したものである。
バーバー/アダージョ
Samuel BARBER/ADAGIO for Strings Op.11
原題は「弦楽の為のアダージョ」で、「弦楽四重奏曲ロ短調」から編曲されたものである。今回は、この弦楽合奏版をマンドリン合奏用に編曲した。
芥川也寸志/トリプティーク
Yasushi AKUTAGAWA/TRIPTYQUE for String Orchestra
原曲は、作曲者28歳の時の作品「弦楽合奏のためのトリプティーク(三楽章)」である。急-緩(子守歌)-急の3楽章で構成されている。
編曲・解説/帰山栄治