「FRAGRANCE-β」の版間の差分
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2023年7月29日 (土) 05:21時点における最新版
編成 | 演奏時間 |
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Mn1 Mn2 Ma alto Ma tenore Mc Ml Gt Cb | 12分 |
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
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2002.4.7 | 初演 | JMU中部マンドリンフェスティバル ESCHUE・MOUSA・MTC合同ステージ |
2003.6.21 | コンコルディア31回定演 | |
2012.12.24 | チルコロ・マンドリニスティコ「アウロラ」89回定演 | |
2023.6.25 | MOUSA17回演奏会 |
Ensemble ESCHUEのために書き下ろされた作品で、JMU中部マンドリンフェスティバル、ESCHUE・MOUSA・MTC合同ステージで初演された。
奇想曲風(カプリッチョ)に書かれており、タイトルとして「ファンタジア・カプリッチョ」「カプリッチョ02」などを考えていたとのことであるが、曲から引き起こされるβ波(緊張時・ストレス時に発せられる脳波)をイメージし、最終的には「FRAGRANCE-β」と名付けられた。
氏の作品には「FRAGRANCE-α」というギター合奏曲があり、こちらは緊張感の中にも安らぎ(α波)を感じさせてくれるが、本曲は相当に緊張感(β波)に満ちたものである。
曲は急-緩-急の三部構成となっており、最初の「急」部分はアウフタクトで始まるモチーフを多用する跳躍の激しいメロディーで示され、「緩」の部分は「静」に始まり「動」を経て再び「静」に戻る。最後の「急」は変拍子のモチーフを挟みながら、エネルギッシュなメロディーを繰り返し、一気に頂点に達する。
技術的な手心は加えていないという氏の言葉通り、楽譜を見ただけでもβ波が発っせられる難曲であるが、昨今の「円熟」とは異なる「熱さ」と「若さ」に満ちた本曲はファンにはたまらない作品である。
(田中)
初演後ローネパートに手が加えられたが、どこをどのように変更されたかは不明である。情報を求む。
(粂内)