「威風堂々」の版間の差分

提供:酒井国作マンドリン作品解説集
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 本曲は、短い変ホ長調の序奏で始まった後、爽快でエネルギッシュな行進曲の主部へと移る。ここでの主題は単純で風俗学的な4度下降音階と言うカントリー・ダンス風の構成となっているが、継続部では序奏と主部の展開により交響的な要素を取り入れている。真の主題は中間部トリオの旋律で主部のほぼ2倍の遅いテンポを巧みに設定している。主部が再現した後、再びトリオが壮大に繰り返され、コーダで急速に終了する。
 本曲は、短い変ホ長調の序奏で始まった後、爽快でエネルギッシュな行進曲の主部へと移る。ここでの主題は単純で風俗学的な4度下降音階と言うカントリー・ダンス風の構成となっているが、継続部では序奏と主部の展開により交響的な要素を取り入れている。真の主題は中間部トリオの旋律で主部のほぼ2倍の遅いテンポを巧みに設定している。主部が再現した後、再びトリオが壮大に繰り返され、コーダで急速に終了する。
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<p class = "right">(&quot;meets&quot; 第12回演奏会パンフレットより転載)</p>
==出版==
==出版==
*[[その他]]
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2020年5月4日 (月) 05:47時点における版

威風堂々〔編曲〕(1986/2014)

演奏日時 備考 演奏団体
2007.6.24 "meets" 第12回演奏会

 エルガー(1857-1934)はイギリスの作曲家で、今年は生誕150周年に当たる。

 行進曲「威風堂々」は1901年から1930年にかけて作曲した5つの管弦楽演奏会用の軍隊行進曲で、タイトルはシェイクスピアの「オセロ」から引用されている。特に第1番は最もよく知られており、中間部のトリオには後に歌詞が付けれられ、"希望と栄光の国"と題されてイギリス全土に広がり、第2の国歌と称されている。

 本曲は、短い変ホ長調の序奏で始まった後、爽快でエネルギッシュな行進曲の主部へと移る。ここでの主題は単純で風俗学的な4度下降音階と言うカントリー・ダンス風の構成となっているが、継続部では序奏と主部の展開により交響的な要素を取り入れている。真の主題は中間部トリオの旋律で主部のほぼ2倍の遅いテンポを巧みに設定している。主部が再現した後、再びトリオが壮大に繰り返され、コーダで急速に終了する。

("meets" 第12回演奏会パンフレットより転載)

出版

演奏