「「ミカド」序曲」の版間の差分
提供:酒井国作マンドリン作品解説集
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作曲者 Arthur Seymour Sullivan(1842~1900)は、イギリスの作曲家で、1871年から台本作家William S. Gilbertと組んで発表した、一連の”ギルバート・サリヴァン・オペラ”(「戦艦ピナフォア」「ペンザンスの海賊」「ゴンドリエーリ」など)は相次いで大成功をおさめました。1883年には”Sir”の称号を受けました。<br /> | 作曲者 Arthur Seymour Sullivan(1842~1900)は、イギリスの作曲家で、1871年から台本作家William S. Gilbertと組んで発表した、一連の”ギルバート・サリヴァン・オペラ”(「戦艦ピナフォア」「ペンザンスの海賊」「ゴンドリエーリ」など)は相次いで大成功をおさめました。1883年には”Sir”の称号を受けました。<br /> | ||
「ミカド」(ティティプの町)はギルバート・サリバン・オペラの代表作で、”ミカド”(日本の皇太子?)が主人公となり放浪の旅をするという筋書きの、コミカルな喜歌劇です。「ティティプ」という町の名前は”秩父”ではないかという説もありますが、他の登場人物は、”カティシャ”とか”ヤムヤム”という名前で、日本人ではなさそうです。一方、序曲には日本のメロディ「宮さん宮さん」が用いられています。コミカルなストーリーであることもあって、日本人の感覚では不可思議な演出で親しまれています。<br /> | 「ミカド」(ティティプの町)はギルバート・サリバン・オペラの代表作で、”ミカド”(日本の皇太子?)が主人公となり放浪の旅をするという筋書きの、コミカルな喜歌劇です。「ティティプ」という町の名前は”秩父”ではないかという説もありますが、他の登場人物は、”カティシャ”とか”ヤムヤム”という名前で、日本人ではなさそうです。一方、序曲には日本のメロディ「宮さん宮さん」が用いられています。コミカルなストーリーであることもあって、日本人の感覚では不可思議な演出で親しまれています。<br /> | ||
この曲は、オペラ「ミカド」の序曲で、通常のオペラの序曲と同様、オペラの中での重要なアリアなどをつないで1つの曲にまとめられています。愛知淑徳中学校・高等学校ギターマンドリンクラブの委嘱により、大会出場曲として編曲され、第24回東海選抜高等学校ギター・マンドリンフェスティバルで同校の演奏で初演され、さらに同校第40回定期演奏会、同年の全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールで演奏されました。 | |||
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2020年5月15日 (金) 19:37時点における最新版
「ミカド」序曲〔編曲〕(2006)
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
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2007.2.11 | 初演 | 第24回東海選抜高等学校ギター・マンドリンフェスティバル |
作曲者 Arthur Seymour Sullivan(1842~1900)は、イギリスの作曲家で、1871年から台本作家William S. Gilbertと組んで発表した、一連の”ギルバート・サリヴァン・オペラ”(「戦艦ピナフォア」「ペンザンスの海賊」「ゴンドリエーリ」など)は相次いで大成功をおさめました。1883年には”Sir”の称号を受けました。
「ミカド」(ティティプの町)はギルバート・サリバン・オペラの代表作で、”ミカド”(日本の皇太子?)が主人公となり放浪の旅をするという筋書きの、コミカルな喜歌劇です。「ティティプ」という町の名前は”秩父”ではないかという説もありますが、他の登場人物は、”カティシャ”とか”ヤムヤム”という名前で、日本人ではなさそうです。一方、序曲には日本のメロディ「宮さん宮さん」が用いられています。コミカルなストーリーであることもあって、日本人の感覚では不可思議な演出で親しまれています。
この曲は、オペラ「ミカド」の序曲で、通常のオペラの序曲と同様、オペラの中での重要なアリアなどをつないで1つの曲にまとめられています。愛知淑徳中学校・高等学校ギターマンドリンクラブの委嘱により、大会出場曲として編曲され、第24回東海選抜高等学校ギター・マンドリンフェスティバルで同校の演奏で初演され、さらに同校第40回定期演奏会、同年の全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールで演奏されました。