「Bagattella per mandolino solo」の版間の差分

提供:酒井国作マンドリン作品解説集
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 現在イタリアに在住のマンドリニスト,加藤恭子氏の委嘱により,2016年に作曲。同年4月29日に行われた,彼女の留学先のイタリアの音楽院の卒業記念演奏会にて初演されました。</p>
 現在イタリアに在住のマンドリニスト,加藤恭子氏の委嘱により,2016年に作曲。同年4月29日に行われた,彼女の留学先のイタリアの音楽院の卒業記念演奏会にて初演されました。</p>
 この曲は5分弱の短い曲で,初演の環境に合わせて,タイトルもイタリア語でつけられています。和訳すれば「ソロマンドリンのための『バガテル』」ということになりますが,「バガテル」というのは,本来は「とるにたらない,つまらないもの」という意味です。ベートーヴェンはピアノの小品に好んでこのタイトルを用いていたようです。</p>
 この曲は5分弱の短い曲で,初演の環境に合わせて,タイトルもイタリア語でつけられています。和訳すれば「ソロマンドリンのための『バガテル』」ということになりますが,「バガテル」というのは,本来は「とるにたらない,つまらないもの」という意味です。ベートーヴェンはピアノの小品に好んでこのタイトルを用いていたようです。</p>
 楽譜中の奏法の指示もイタリア語で表示されていますが,それらは概ね次のような意味です。
 楽譜中の奏法の指示もイタリア語で表示されていますが,それらは概ね次のような意味です。<br />
・Si batte sulla tavola armonica con plettro(ピックで楽器を叩く)
・Si batte sulla tavola armonica con plettro(ピックで楽器を叩く)<br />
・Si batte sulla tavola armonica o sul guscio con mano sinistra (左手で胴を叩く)
・Si batte sulla tavola armonica o sul guscio con mano sinistra (左手で胴を叩く)<br />
・Si batte le corde stoppate con mano destra (右手で弦を叩く)</p>
・Si batte le corde stoppate con mano destra (右手で弦を叩く)


==出版==
==出版==

2020年7月29日 (水) 16:05時点における最新版

編成 演奏時間
Mn Solo 約5分
演奏日時 備考 演奏団体
2016.4. 初演 加藤恭子

Bagattella per mandolino solo(2016)

 現在イタリアに在住のマンドリニスト,加藤恭子氏の委嘱により,2016年に作曲。同年4月29日に行われた,彼女の留学先のイタリアの音楽院の卒業記念演奏会にて初演されました。

 この曲は5分弱の短い曲で,初演の環境に合わせて,タイトルもイタリア語でつけられています。和訳すれば「ソロマンドリンのための『バガテル』」ということになりますが,「バガテル」というのは,本来は「とるにたらない,つまらないもの」という意味です。ベートーヴェンはピアノの小品に好んでこのタイトルを用いていたようです。

 楽譜中の奏法の指示もイタリア語で表示されていますが,それらは概ね次のような意味です。
・Si batte sulla tavola armonica con plettro(ピックで楽器を叩く)
・Si batte sulla tavola armonica o sul guscio con mano sinistra (左手で胴を叩く)
・Si batte le corde stoppate con mano destra (右手で弦を叩く)

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