うれしいひなまつり
提供:酒井国作マンドリン作品解説集
編成 | 演奏時間 |
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Mn×2 |
うれしいひなまつり〔編曲〕(2021)
マンドリン2本の編成で、MPCライブラリー「マンドリンデュオで奏でる唱歌・童謡集(春編)」の中の1曲として収録され、出版された。
この曲は1936年(昭和11年)にサトウハチローの作詞、河村光陽の作曲で発表された。
サトウハチロー(本名:佐藤八郎)は、多くのペンネームを持つ作詞家で、他に「ちいさい秋みつけた」「かわいいかくれんぼ」などの作品が知られている。
河村光陽(本名:河村直則)はポリドールレコード、キングレコードの専属作曲家として活躍した。他には「仲良し小道」「りんごのひとりごと」「かもめの水兵さん」「赤い帽子白い帽子」などの作品が知られている。
「うれしいひなまつり」はひなまつりの唱歌として最もよく知られている曲だが、お内裏様(本当は男雛と女雛の一対を表す)や顔の赤い右大臣 (本当は左大臣)などという歌詞の誤りも見られ、作詞者はそのことを随分気にしていた。短調で書かれたこの曲は日本の都節を模したメロディになっており、独特の「うれしい」情緒を表現している。
この編曲では途中から器楽的に少し風変わりなアレンジになっている。(参考:Wikipedia)