三つのウクライナ民謡による幻想曲

提供:帰山栄治作品解説集
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編成 演奏時間
Mn1 Mn2 Ma Mc Gt Cb 14分
演奏日時 備考 演奏団体
1968.11.20 初演 チルコロ・マンドリニスティコ・ナゴヤ4回定演
1971.4.29 名大春演
1974.11.30 岐阜大11回定演
1975.4.29 神戸大名古屋特別演奏会
1975.6.7 名大京都公演
1978.11.12 チルコロ・マンドリニスティコ・ナゴヤ20回定演
1985.11.30 名女大21回定演
1987.5.16 上智大28回定演
1991.12.8 神戸大26回定演
2001.12.15 コンコルディア Winter Concert 2001
2002.11.24 チルコロ・マンドリニスティコ・ナゴヤ44回定演
2007.4.22 JMU中部フェスティバル(合同演奏)
2019.6.2 MOUSA & "meets" 合同演奏会

本曲は、1968年に作曲され、チルコロ(名古屋マンドリン合奏団)の演奏会で初演された、帰山氏にとって記念すべき処女作である。3つのウクライナ民謡をもとに作られているが、単なる編曲作品というよりも、そのモチーフをもとに新たに創作された曲ということで、氏は作曲の部類に含めている。

全奏・強奏による前奏の後、第一部にはいる。第一部の旋律は哀愁漂うメロディである。そのメロディをギター伴奏がうまくサポートしている。一転して第二部は明るく軽快である。メロディが高音系から低音系に移り変わりながら軽やかにかけぬける。そして、第三部はまた一転して静かな曲となる。美しくまた哀しい旋律、澄んだハーモニー、そして第二部、第一部の主題が再現され、曲は終わる。

(トマ)


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