小組曲「玩具」
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編成 | 演奏時間 |
---|---|
Mn1 Mn2 Ma Mc Gt Cb | 13分 |
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
---|---|---|
1971.12.18 | 初演 | 名大14回定演 |
1973 | 東マン名大ブロック | |
1976.4.24 | 神戸大スプリングコンサート | |
1979.10.13 | 改作 | レム帰山栄治作品発表会 |
1982.5.22 | 名大春演 | |
1982.10.29 | チルコロ・マンドリニスティコ・ナゴヤ24回定演 | |
1985 | 東マン名大ブロック | |
1988.5.14 | 名大春演 | |
1993.12.13 | 名大35回定演 | |
2003.4.27 | JMU中部フェスMTC&MOUSA合同ステージ |
本曲は全体が4部構成であり、それぞれI. 序、II. 動、III. 静、IV. 進、と名が付いている 1文字ずつのいかめしい題ではあるが、曲自体は、どこにでもあるような人間の生活を謳ったものと解される。
I. 序
「全体に、素朴に、さらっと歌う」との注がある通り、この序は、例えて言うなら人としての1日の始まりを暗示しており、またこの旋律はリズム構造や調を変え、様々に形を変化させて次に来る「生活」の部分を予感させる。
II. 動
「全体に、極めて機械的に演奏すること」
旋律線が3拍子で動くところに、コントラバスとギターの2拍子が重なる。第4音にアクセントのある8分音符の動きは、工場内の巨大な歯車の回転音、コントラバスとギターの2拍子は、さながら蒸気ピストンが上下に動く音に例えられようか。4つのうちで最も非人間的-機械的である。
III. 静
「全体に、静かに、ゆったりと、暖かみを持って」
演歌と子守歌が交錯する、最も人間的な楽章である。また、極めて“日本的”である。
IV. 進
「全体に、リズムを明確に」
速度は前とは打って変わって速くなる。ユニークなリズムと旋律線の裏に、序の主題が静のリズムが交錯する。
(瀧)