郡上の立百姓
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こばやしひろし原作・脚色・作詞/帰山栄治作曲
編成 | 演奏時間 |
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男性四部合唱曲/伴奏に以下の邦楽器を使用/尺八 三味線 木鉦(4音) 締太鼓(2音) 桶桐(2音) 大太鼓 | ?分 |
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
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1980.1.15 | 初演 | 名古屋大学男声合唱団 第26回定期演奏会 |
1982.1.15 | 改作 | 名古屋大学男声合唱団 第28回定期演奏会 |
「検見は御免じゃ! 検見は御免じゃぞ! 御蔵会所へ行くんじゃ!」
農民の叫びから始まるこの曲は、郡上で1754年に実際にあった宝暦騒動を題材にして作られたこばやしひろし氏の戯曲をもとに名古屋大学男声合唱団の委嘱(依頼創作)で作曲された男声四部合唱曲である。
自立した農民(立百姓)の労働の喜び、苦しみ、闘い、勝利とそれにともなう哀しみなどが描かれている。郡上踊りなどでよく知られいるメロディも登場する。初演版はピアノ伴奏であったが、2年後に邦楽器伴奏で改作された。
帰山氏の曲に「日本的なもの」を感じることは多い。そもそも帰山氏が多用する四度和声の響きはとても日本的である。帰山氏は次の邦楽器を伴奏に用いている。
尺八、三味線、木鉦(4音)、締太鼓(2音)、桶桐(2音)、大太鼓
マンドリンやギターの為の曲では飽き足らなくなってきた帰山氏の思いがこの曲に込められているように思う。
(河地)