「小さな記憶3」の版間の差分
提供:酒井国作マンドリン作品解説集
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|2009. | |2009.5.30-31||Fl.版初演||Konzert "mit spoettisch lachendem Mondo"「CCC & TZE」:Köln | ||
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|2009.6.6-7||初演||Zupfmusik-Konzert「ZOL & CCC & TZE」:Stans/Luzern | |||
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|2010.||||TZE & Zupforchester Essingen | |||
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|2014.11.16||||枚方マンドリンオーケストラ29回定演 | |2014.11.16||||枚方マンドリンオーケストラ29回定演 | ||
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==小さな記憶3 (オーボエ色の夜明けのかけら)(2009/2010)== | ==小さな記憶3 (オーボエ色の夜明けのかけら)(2009/2010)== | ||
この作品はもともと「オーボエ色の夜明けのかけら」と名付けられた、ソロオーボエとマンドリンオーケストラのための作品であった。2009年にドイツ在住のマンドリニスト、内藤閒喜氏の呼びかけで実現した、東京ツプフアンサンブル(TZE)、Camerata Chordophonia Coloniensis(CCC)、Zupforchester Luzern(ZOL)の合同演奏会のプログラムの1つとして演奏するために同氏によって委嘱されたもので、2009年6月に作曲者自身の指揮、Edwin Küttel氏のオーボエでスイスのシュタンスで初演された。<br/> | この作品はもともと「オーボエ色の夜明けのかけら」と名付けられた、ソロオーボエとマンドリンオーケストラのための作品であった。2009年にドイツ在住のマンドリニスト、内藤閒喜氏の呼びかけで実現した、東京ツプフアンサンブル(TZE)、Camerata Chordophonia Coloniensis(CCC)、Zupforchester Luzern(ZOL)の合同演奏会のプログラムの1つとして演奏するために同氏によって委嘱されたもので、2009年6月に作曲者自身の指揮、Edwin Küttel氏のオーボエでスイスのシュタンスで初演された。<br/> | ||
初演に先立って、同年の5月にTZEとCCCのメンバーのみで、ソロをフルートに変更してKristina Behner氏の演奏によりケルンで演奏されている。この時は「オーボエ色の夜明けのかけら(Fragment einer oboe-farbigen | 初演に先立って、同年の5月にTZEとCCCのメンバーのみで、ソロをフルートに変更してKristina Behner氏の演奏によりケルンで演奏されている。この時は「オーボエ色の夜明けのかけら(Fragment einer oboe-farbigen Morgendämmerung)」というタイトルのままであった。その後、ソロがフルートで演奏される方が演奏機会が多いという事情などもあり「小さな記憶」シリーズの1曲として「小さな記憶Ⅲ」と改題された。<br/> | ||
なお、「小さな記憶」は本来作曲者の子供時代の情景を描いた曲集のシリーズとして作曲されているが、このドイツ語訳 Kleine Erinnerung はドイツ語で「忘れられた請求書」という意味を持つようである。<br/> | なお、「小さな記憶」は本来作曲者の子供時代の情景を描いた曲集のシリーズとして作曲されているが、このドイツ語訳 Kleine Erinnerung はドイツ語で「忘れられた請求書」という意味を持つようである。<br/> | ||
国内では、2014年に枚方マンドリンオーケストラが初めて演奏した他、2015年にはフルーティスト服部柚子氏を招いてMTCでも演奏されている。 | 国内では、2014年に枚方マンドリンオーケストラが初めて演奏した他、2015年にはフルーティスト服部柚子氏を招いてMTCでも演奏されている。 | ||
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==演奏== | ==演奏== | ||
*[https://www.youtube.com/watch?v=N5Ey42OyQHo | *[https://www.youtube.com/watch?v=N5Ey42OyQHo EssingenTV(TZEとZupforchester Essingenの合同演奏会)] | ||
==ナビゲーション== | ==ナビゲーション== |
2020年8月26日 (水) 10:57時点における最新版
編成 | 演奏時間 |
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(Fl.又はOb.) Mn1 Mn2 Ma Mc Gt Cb | 約7分 |
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
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2009.5.30-31 | Fl.版初演 | Konzert "mit spoettisch lachendem Mondo"「CCC & TZE」:Köln |
2009.6.6-7 | 初演 | Zupfmusik-Konzert「ZOL & CCC & TZE」:Stans/Luzern |
2010. | TZE & Zupforchester Essingen | |
2014.11.16 | 枚方マンドリンオーケストラ29回定演 | |
2015.12.6 | MTC Ensemble Winter Concert 2015 |
小さな記憶3 (オーボエ色の夜明けのかけら)(2009/2010)
この作品はもともと「オーボエ色の夜明けのかけら」と名付けられた、ソロオーボエとマンドリンオーケストラのための作品であった。2009年にドイツ在住のマンドリニスト、内藤閒喜氏の呼びかけで実現した、東京ツプフアンサンブル(TZE)、Camerata Chordophonia Coloniensis(CCC)、Zupforchester Luzern(ZOL)の合同演奏会のプログラムの1つとして演奏するために同氏によって委嘱されたもので、2009年6月に作曲者自身の指揮、Edwin Küttel氏のオーボエでスイスのシュタンスで初演された。
初演に先立って、同年の5月にTZEとCCCのメンバーのみで、ソロをフルートに変更してKristina Behner氏の演奏によりケルンで演奏されている。この時は「オーボエ色の夜明けのかけら(Fragment einer oboe-farbigen Morgendämmerung)」というタイトルのままであった。その後、ソロがフルートで演奏される方が演奏機会が多いという事情などもあり「小さな記憶」シリーズの1曲として「小さな記憶Ⅲ」と改題された。
なお、「小さな記憶」は本来作曲者の子供時代の情景を描いた曲集のシリーズとして作曲されているが、このドイツ語訳 Kleine Erinnerung はドイツ語で「忘れられた請求書」という意味を持つようである。
国内では、2014年に枚方マンドリンオーケストラが初めて演奏した他、2015年にはフルーティスト服部柚子氏を招いてMTCでも演奏されている。