「木曽節のテーマによる幻想曲」の版間の差分

提供:酒井国作マンドリン作品解説集
(ページの作成:「木曽節は、盆踊り唄として広く木曽地域で唄われていました。木曽の材木を川に流して運ぶ「川流し」の情景を、木曽川や周…」)
 
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掛け合いを繰り返しながら最高潮に達した後、冒頭の幻想的なフレーズが再現され静かに幕を閉じます。
掛け合いを繰り返しながら最高潮に達した後、冒頭の幻想的なフレーズが再現され静かに幕を閉じます。
<p style = "text-align:right">(ギターマンドリン合奏団"meets" 第22回演奏会パンフレットより許可を得て転載)</p>
<p style = "text-align:right">(ギターマンドリン合奏団"meets" 第22回演奏会パンフレットより許可を得て転載)</p>
==出版==
*[[Edition49|edition49]]
==演奏==
*[https://youtu.be/eEL_UL95NHU ギターマンドリン合奏団 "meets"]
==ナビゲーション==
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2019年9月13日 (金) 12:39時点における版

木曽節は、盆踊り唄として広く木曽地域で唄われていました。木曽の材木を川に流して運ぶ「川流し」の情景を、木曽川や周囲の山々と人情を唄った長野県木曽地域の民謡です。 本曲は木曽節の主題をモチーフにした幻想曲であり、1994年に名古屋大学ギターマンドリンクラブにより初演されました。
曲はマンドロンチェロとマンドラの幻想的なフレーズから始まり、マンドリンにより引き継がれ展開していきます。まさにそれは立ち込めた重々しい霧がゆっくりとうねりながら流れ、その霧の隙間から木曽の山々が現れるかのようです。そして神聖な木々のざわめきや風の音はしだいにゆったりとした大きな川の流れに導かれていきます。
中間部で曲は一転し主題が次々と流れ、楽器が打楽器のように打ち鳴らされます。まるで材木を流す筏をリズミカルに叩き、合いの手を入れているかのように思えます。
掛け合いを繰り返しながら最高潮に達した後、冒頭の幻想的なフレーズが再現され静かに幕を閉じます。

(ギターマンドリン合奏団"meets" 第22回演奏会パンフレットより許可を得て転載)

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