小さな記憶3
提供:酒井国作マンドリン作品解説集
編成 | 演奏時間 |
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(Fl.又はOb.) Mn1 Mn2 Ma Mc Gt Cb | 約7分 |
演奏日時 | 備考 | 演奏団体 |
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2009.6.6 | Konzert "mit spoettisch lachendem Mondo"「ルツェルンMO & CCC & TZE」 | |
2014.11.16 | 枚方マンドリンオーケストラ29回定演 | |
2015.12.6 | MTC Ensemble Winter Concert 2015 |
小さな記憶3 (オーボエ色の夜明けのかけら)(2009/2010)
この作品はもともと「オーボエ色の夜明けのかけら」と名付けられた、ソロオーボエとマンドリンオーケストラのための作品であった。2009年にドイツ在住のマンドリニスト、内藤閒喜氏の呼びかけで実現した、東京ツプフアンサンブル(TZE)、Camerata Chordophonia Coloniensis(CCC)、Zupforchester Luzern(ZOL)の合同演奏会のプログラムの1つとして演奏するために同氏によって委嘱されたもので、2009年6月に作曲者自身の指揮、Edwin Küttel氏のオーボエでスイスのシュタンスで初演された。
初演に先立って、同年の5月にTZEとCCCのメンバーのみで、ソロをフルートに変更してKristina Behner氏の演奏によりケルンで演奏されている。この時は「オーボエ色の夜明けのかけら(Fragment einer oboe-farbigen Morgendämmerung)」というタイトルのままであった。その後、ソロがフルートで演奏される方が演奏機会が多いという事情などもあり、Loosmann社から出版される際に、「小さな記憶」シリーズの1曲として「小さな記憶Ⅲ」と改題された。
なお、「小さな記憶」
作曲時はマンドリン合奏 + オーボエの編成であったが、オーボエの代わりにフルートで演奏する機会が多いので、「小さな記憶3」と改題された。